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株式会社PESS様

株式会社PESS様

伝統の職人技から生み出される日本製の商品を広め、後世まで伝統技術や商品の価値を残し続けるため、クラウドファンディングを活用した越境ECを展開するなど、さまざまな形でものづくりに関わる「株式会社PESS」。今回は代表取締役の中川博文様にお話を伺いました。

クラウドファンディングによる越境EC

——企業プロフィールを教えてください。

2015年から個人事業主ですが靴メーカーとして事業を始めて、中国の工場で作った商品を日本国内のアパレル企業や靴屋へ卸していました。そんな事業をしながらも、大量生産大量消費の事業が国内のマーケットや製造業へ与える悪影響を感じるようになりました。だから今度は、日本で作ったものを国内と海外へ販売する事業を始めました。

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——どのような商材をどんなプラットフォームで販売していますか?

現在はクラウドファンディングを導入口に商品を販売しています。
クラウドファンディングを選んだ理由としては、一般的な流通に乗せると物の価値を価格で測られがちですが、
クラウドファンディングなら商品を軸に価値を判断してくれる消費者が多いと感じたからです。
商品と売り場の相性は極めて重要であると考えています。
最初は靴をクラウドファンディングで販売していたのですが、別の生産者さんから声がかかるようになって、直近では大阪府泉佐野市の名産品である泉州タオルを販売しました。技術を持っていて付加価値のある商品を作っている職人さんに対して、当社で企画を出して、形になったものを展開していくという流れです。

職人さんや生産者さんとは展示会などで繋がることもあります。今は、長崎県の畳屋さんとも商品開発をしています。畳を作れる職人さんは全国にたくさんいると思いますが、いろんなことへ挑戦していこうという感覚を持った方々と新しいものを作っていきたいと考えています

——いま利用している物流サービスの利用期間、規模、主な仕向地を教えてください。

昨年から国際宅配便のサービスを利用しています。広告代理店の方から海外向けの物流会社を複数紹介してもらったのですが、そのうちの1社がECMSジャパン(以下、ECMS)でした。

クラウドファンディングでの販売は予約販売のような形式なので、毎日出荷するわけではありません。前回はアメリカのKickstarter と台湾の zeczec(嘖嘖 )という台湾のクラウドファンディングサイトで売れた泉州タオルを、アメリカと台湾へそれぞれ出荷するためにECMSを利用しました。2回併せて400件くらいの荷物をお願いしたと思います。

——ECMSをご利用いただく前は、物流面でどのような課題がありましたか?

これまで弊社は国内への卸業をメイン事業としていたので、BtoCへの販売や個配送についてはまだまだ始めたばかり。赤ちゃんです。大量の商品をコンテナにまとめて1度に“ガッ”と輸入するのとは違い、個配送はどこの物流会社へ依頼するにしても商品を一つ一つ梱包したり荷物のデータを作ったりと、手間が多いなと感じました。

クラウドファンディングを活用した販売は始めて間もない事業なので、1度は自分でやってみようと思い、泉州タオルの梱包は全部自分でやってみました。次回からはどこかの倉庫に梱包業務を依頼しようと思っています。もう嫌ですね(笑)

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他物流会社と比較すると安価で手間が少ない

——ECMSを利用して良かった点や導入効果を教えてください。

ECMSを利用する前に少量の個配送の荷物を海外へ発送したことがあるんですけど、そこを継続利用せずにECMSへ切り替えたのは単純に『価格』です。比較するとECMSを利用した方が安くなったんですよね。

それに、個配送は手間がかかるとは言いましたが、ECMSは他社と比較すると簡易だったかなと感じています。出荷作業にかかる手間だけでなく、配送サービスを利用する前の契約や口座開設、営業担当者とのコミュニケーション、カスタマーサポートのフォロー体制、出荷後の配送トラブルの有無、請求書などのやり取りなどについても問題なく行うことができました。

――ECMSに今後期待することはありますか?

『配送エリアの拡大』と『出荷の手間の軽減』を期待したいです。ECMSで送れない国や地域への配送は別の物流会社を利用しているのですが、それを一括でECMSへ依頼できるようになって欲しいですね。

それと、僕限定の要望になってしまうかもしれないのですが……。クラウドファンディングのサイトからダウンロードした注文データと、ECMSの出荷フォーマットは項目名や順番が違うので、データを並び替えたり加工する必要があるんですね。そこもまた個配送は大変だなと感じる点です。

期待する2つの項目が実現できれば、ECMSに一社完結できると思います。配送業務はどこか一社で完結させたいんです。

——貴社の今後の展望をお聞かせください。

日本の技術を活かした良い商品を作って、その価値を分かってくれる国内外の人に届けられるようになっていきたいですね。生産者が持っている商品に、当社で味を付けて世に出すという『物を作ること』は出来ていると思うんです。

ただ、卸業を長くやっていたのでブランディングやマーケティングについては大いに欠けています。そこを強化し、事業全体をブーストさせることが弊社の課題です。もっと効率的に商品を売れるようになっていかないといけないなと思っています。

今は、良い商品を作ればものが売れるという時代ではなくなってしまい、その価値を理解してくれる消費者にどう届けるかという導線を商品に組み込まなければなりません。そうしないと埋もれてしまう。彫刻刀を作る職人さん、生地屋さん、金物屋さんともこだわりの商品を作っていますが、当社と職人さんが組むことによって「こうすれば売れる商品が作れるんやな」という発見を積み上げていけたらいいですね。