梱包すると余白や隙間が出ると緩衝材を詰めたりして埋めていませんか?いますぐそれはやめてください。コストアップの要因かもしれません。その余白や隙間は段ボールをちょっとカットする事でなくなり、コストカットにもつながるかもしれません。ちょっとの手間で送料をお安くできる事例を紹介します。

チェックポイント1 - 航空貨物の料金
実重量と容積重量を比較したときに、より大きい重量が航空運賃の計算に適用されます。
容積重量は6000cm³=1kgです。

チェックポイント2- 容積を減らす重要性
とにかく、無駄な余白スペースを作らない、という事です。
無駄なスペースを極力減らし実重量と容積重量が等しくなることが理想です。
余分な余白を埋めるための緩衝材の削減や箱の中で動いたり浮いたりのダメージ防止にもつながります。

とにかく「余白スペースを作らない」高さカットの方法

いざ緩衝材をセットし商品を段ボールに詰めると余白が出ている場合があります。
それを極力無くす事はコスト削減につながります。
その方法は意外とかんたんです。
高さカットで段ボールの「容積」を減らしてみた 料金比較 Before After
料金比較 - 容積カット前
ぬいぐるみを台湾に発送する事例
Before

容積カット手順 - 4隅をカットするだけ
➀余白スペースを確認 ➁蓋の切れ目から下は余白スペースにあわせてカット※図➀の緑の線(4隅)
➂折り目を付ける※補足情報あり

➂折り目をつける - ちょっとの工夫でかんたんに
手順の➀、➁まではとてもかんたんでしたね。
➂の手順もかんたんですが、硬い段ボールの場合は「折り目を付けるのが大変」という声をよく聞きます。しかし実は安価な道具の使用や在庫する段ボールを見直せばかんたんにできるんです。
段ボールの折り目 - 安価な道具を使う
段ボールの折り目を自力でつけるのは意外と大変ですが世の中にはこの課題を簡単に解消できる道具が様々あります。
インターネットで「段ボールサイズ調整」で検索するとたくさんの道具が紹介されています。比較的安価なモノが多いのですぐに購入して使うことができそうです。

段ボールの折り目 - 可変調整可能な段ボールを使う
商品の大小の組み合わせがランダムでちょうどよいサイズの段ボールを在庫しておきたいが、種類が多すぎて在庫するのは大変、管理もできない、といった事が容積カットを妨げている要因でもあります。
高さ可変可能な段ボールを用意することでサイズ種類を増やすことなく、容積カットがかんたんになります。商品の性質により利用の可否判断は必要ですが、容積カットが容易にできる点でおススメです。検索例:「容積可変 段ボール」

料金比較 - 容積カット後
ぬいぐるみを台湾に発送する事例
Aefore

容積をカットした結果‐コスト削減につながった
ポイント
・余白をなくす事を意識する
・四隅をカットする
・段ボール容積カットのツールを活用する
以上を実践すると送料を安くできる可能性が高くなります。今回の場合は1個あたり310円※のコスト削減ができました。
※発送地域台湾、実重量、容積重量ともに1㎏の場合
